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ダンス界もキャッシュレス!?


ダンスレッスンのオンライン化で、キャッシュレスが加速!?

日本はまだまだ現金しか取り扱っていないところも多く、「現金社会」というイメージが強い。近年は政府の取り組みもあって、急激にキャッシュレスへと動いているように感じるが、まだまだ移行しきれていないという様に思える。特に、私がいるダンス業界では(サルサなどのラテンダンス業界以外のことは正直あまりよくわからないので、サルサ界での話と思って読んで頂きたい。)ほとんどのやりとりが現金で、キャッシュレス化に向っていく様にはあまり感じていなかった。



海外のダンス界

私は2017年にカナダに1年間留学をしていたのだが、カナダではダンス界もキャッシュレス化が進み、レッスン料はほとんどの人が銀行振込をしていた。もちろん、100%ではなく現金で支払う人も稀にいたが、ほとんどが銀行振込だったのを覚えている。そもそも、カナダでは銀行カード自体にデビット機能がついていて、ほとんどのお店でその機能が使える。しかも使用方法もとても簡単で機械にタッチするだけ。日本の交通系マネーのカードが銀行のデビットカードになった様な感じだ。カナダのATMはどこも手数料が高く、現金を引き出す際に3〜4ドル取られてしまう為、デビットカードやクレジットカードを使用する人がほとんど。現金しか使えないお店を探す方が難しいくらいだった。そんなキャッスレスな生活に慣れてしまい、日本に帰国してから現金の所持金が足りなくて困ってしまったことも多い。



コロナの影響によるキャッスレス化

コロナウイルスの流行により、外出自粛要請が出されスタジオでのリアルなレッスンが困難に。レッスンは全てオンラインレッスンになってしまった。もちろん、支払いは現金の手渡しが出来ない為強制的にキャッスレスでの支払い。私のダンスカンパニーでは、銀行振込かPaypalでの支払いをお願いしているが、インストラクターによっては、LINE PayやPay Payなども利用されているようだ。キャッシュレス化の良いところは、レッスン時にお金の話をすることなくスムーズに受講していただける。そして証明がしっかり残る為、払った、払っていないなどのトラブルが起こりようがないというところ。ダンススタジオのように、受付専門スタッフやレッスンの支払いを担ってくれるアシスタントなどがいればまた話は変わってくるかもしれないが、私のダンスカンパニーの様に、レッスンを行うインストラクターが受付もレッスンもして、ということをレッスンとレッスンの間の短時間のうちに沢山の生徒とやりとりをしていると、受付とレッスンとで頭のキャパシティを超えて、訳がわからなくなってしまうなんてことも。集金日にお金を忘れてしまった生徒がいて、次週に支払いを促さなければならなかったところ、忘れてしまい結局集金しないで終わってしまったなんて苦い思い出もある。キャシュレスであれば、時間のある時にゆっくり落ち着いて(笑)確認できるのでミスが起こる確率は格段に下がるだろうし、確定申告ももっと楽になるかもしれない。

とは言いつつも、今はコロナの影響で「強制的に」キャッシュレスになってはいるが、スタジオでのリアルレッスンになればまた現金支払いになるだろう。なぜなら、私の生徒はほとんどが銀行振込をして頂いているが、まだまだネットバンキングを使用されていない方が多く、振込の際わざわざATMに行き、お振込してくださっている方が何人もいる。それでは直接会えるのであれば現金手渡しが一番楽で、手数料などの出費をしないで済むであろう。私ももしネットバンキングを利用していなかったら現金支払いが良いと思うだろう。ダンス界がキャッスレス化になるには、やはり日本社会にもっとキャッシュレス化が浸透してからになりそうだ。






HIDE & PEKO Dance Company

https://www.hidepeko.com

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